京阪三条駅構内のトイレにて。
心の内の、あなたが見ています。
禁煙
恥の文化と罪の文化。
ルース・ベネディクト『菊と刀』にある、有名な概念だ。
人への迷惑や体裁を基準とする恥の文化。
宗教的戒律や良心を基準とする罪の文化。
だけど、この張り紙の言ってることは明らかに罪の文化の内容だ。
でも、禁煙場所での喫煙は明らかに迷惑だ。
僕は、煙草の煙があると、呼吸がしにくくて息苦しくなる。
もちろん、臭いもつく。
そういう声が多いがための禁煙であって、健康のための禁煙ではない。
だから、ここでのこういう言い方はなんかおかしいと思うんだよ。
しかし、「周りに迷惑」「恥ずかしい」はもはや効力を為さないのか。
いや、そうは思わないけどね。
ただ、効きにくくなってることは、学校の授業風景とか聞くと実感する。
「周りに迷惑かけてないから」は常套句。
恥の文化を逆手に取った形だ。
だから、自らの不利益に触れることで自制を求めるしかない。
日本の京都と言う場所でこの張り紙。
考えさせられた。
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