2007/07/12

積極のススメ

◆ マスコミ講座まとめ ◆

5月終わりから、某セミナー主催のマスコミ講座を受けていた。

週一回二時間が10回弱くらい。得たものはかなりあったと思う。

今後の為にも、ここにその成果を記しておこう。

・やるべきこと
 →先ずは自己分析。自己分析は、とりあえず自分の長所・短所を挙げてみる。そして、それにまつわるエピソードを探す。エピソードはなるべく具体的に。
  次に、情報収集。常にアンテナを伸ばし、何事にも興味を持って接するようにすることが大事。時事情報は新聞で仕入れる。新聞はなるべく毎日読むことが喜ばしい。もちろん、テレビも見る。更に、『日経エンターテイメント』や『広告批評』などの雑誌も読んだほうが良い。
  このように普段からあらゆる情報に接し、整理することで、引き出しをたくさん作っておく。ひいてはそれが、ESや面接のネタになる。夏休み中にはSPI対策まで手を付けられればなお良い。

・ESの書き方
 →この講義が始まる直前に朝日広告社のインターンに応募していて、そのESを見せた。ボロッかすだった。当然、書類落ちした。文章を書くのは苦ではない、むしろ好きなほうだが、何せ普通すぎた。そこで、それからはどうしたら独創的なものになるかを色々こねくり回して考えていた。しかし、その後の講義でそれは必ずしも正しくないと思った。伝わればよいのだ。むしろ、こねくり回して何が言いたいのか分からなくなるのが一番いけないと知った。その講義では宿題でESの練習があり、添削してもらったのだが、こちらもボロッかすだった。具体性がない、淡々としている、説明に終わっている、字が小さい、といった指摘が並んでいた。悲しくなったが、これを糧にして頑張ろうと奮い立たせた。何とかウケようとこねくり回した博報堂のインターンのESも、素直に書き直した。具体的に、起承転結を付けて、字も濃く大きく。ウケ狙いはキャッチコピーのほうで頑張ったから良いのだ、と割り切った。さあ、吉と出るか凶と出るか。

・現場の話
 →実際に現場で働いてらっしゃる方が講義してくださった。
  例えば現役テレビプロデューサー(「情熱大陸」を手がけているらしい)の方は、マスコミ業界の楽しさを熱く語ってくれた。本当に、楽しそうだった。やはりこの業界に入りたいと思った。
 また、別の現役のテレビ業界人(「ワールドビジネスサテライト」の製作チームらしい)の方も仰っていたのが、分析力の大切さ。マスコミ業界では分析力と先見性が大切らしいのだが、現段階の学生に先見性はあまり求められていないとのこと。では何が求められているのかと言うと、物事を分析する力。そのときの講義では実際に、任天堂の「Wii」がなぜ売れたのかを受講生が分析し、自分が思いつかなかった視点や発想に刺激を受けた。

・内定者の話
 →初日にMBSの内定者、最終日には博報堂の内定者からお話を伺う機会があった。ちなみに、両者とも女性。どちらも自らの就職体験談をお話した後、質疑応答の時間が設けられた。
 MBSの方は、とにかく機会があればなんでも利用してみてくださいとのこと。即ち、積極性が大事だということであった。しかし僕は積極性のかけらもなく、一つも質問出来ずに終わり、その日は独り肩を落として家路に着くことになる。ちなみに、先ほどの朝日広告社のESを見てもらったのもこの方であり、それぞれのお題にキャッチコピーをつければよいのではとアドバイスを受けた。つまり、初めに何が言いたいのかを印象的に言うということである。その点は、博報堂のESでも参考にさせてもらった。
  博報堂の方は、電通と博報堂の違いとインターンについて、二点質問させてもらった。ここ、成長点。彼女曰く、電通は「みんなを電通色に染める感じ、みんなが電通と言う組織に入っていく感じ」なのに対し、博報堂は「それぞれ自由で個性的な社員の集まり」だそう。なるほど。インターンにも参加されたらしく、期間中は社員と、と言うよりも、同期と飲みに行くなどの交流が主だったらしい。インターンの一次面接は5分程度で、1分の自己PRの後は面接と言うよりかは会話をする感じ。二次面接で志望動機などを聞かれたあとは、グループディスカッションだったらしい。好きなCMや広告は他社のものを言っても別にかまわないそうで、そこで特にツッコミが入ることはないとのこと。また、面接のときは良いところをアピールするのに力が入りすぎるのはダメで、ある意味悪いところをさらけ出していくくらいの勇気や冷静さがないとダメだと。本採用はインターン枠と言うのがあるそうで、そこから12月~1月にかけて内定をもらったらしい。やはり、インターン参加は一つの大きな鍵になる。本採用の一次面接は圧迫面接だったそうで、終わった後はダメだと思って泣いてしまったらしい。彼女の周りでは、この人は博報堂っぽいなという人が落ちたらしく、それは逆に言うと個性がないのではないか、という風に分析しておられた。なるほど其の弐。

・1分自己PR
 →最終日、即ち今日突然実施された。みんなの前で1分時間を計って、自己PR。
  話がまとまらず1分を少しオーバーした上、焦りもあって悪い癖が出てしまった。このときのために集団授業のバイトをしているのに、何にもならなくて落ち込む。もっと磨いていかねば。
 それと、他の人のを聞いていて、ネタに関わらず(新興宗教に引っかかって云々からサークルで頑張った話まで)、やはり面白い人とそうでない人がいる。面白くない人と言うのは、話の筋が見えていて、それでいて流れが単純、平坦、冗長。面白い人と言うのは、ちゃんと話の流れに起承転結があって、聞いているこっちをわくわくさせる。そして何より、話している本人が楽しそうであった。
 幸い、僕は週に二回、中学生ではあるが人前で話す機会があるので、これを期にその辺を意識してやってみようと思う。

・資料
 →以上の精神的なもののほかに、物理的な成果もあった。
  先ずは、マスコミ各社のエントリーシートのコピー。様々な形式のものが見れて楽しい。新聞・出版社系は長く書かせるものが多く、放送・広告はクリエイティブの比率が高かった。
 次に、時事問題集。講師の方の自作だが、なんと全部で2000問以上あり、かなりの手ごたえ。ぱらぱらっと見ただけでも3わりくらい分からないところがあったので、時間を見つけてこれを解いてみようと思う。
 もちろん、ほかに様々な資料をもらった。


以上、長くなったが、今回受けたマスコミ就職講座のまとめである。

毎週凹みに行ってたようなものだったが、凹んだ分を取り返したような気はする。いや、実際まだ足りないような気もするけど。

とにもかくにも、この講座で学んだのが積極性の大切さ。

当たり前のことだが、この当たり前が出来ていなかったことを思い知らされたのは非常に良かった。

おかげで、少し前に比べれば、だいぶ積極的になった気はする。元が元だから見た目変わらんかもしれんが。

博報堂のインターンに行けますように。

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